【ちはやふるplusきみがため】第七首の感想戦。大切な人の笑顔を思い出し泣けてくる。

タガメ王国のヘタレ防人リョウです。

 

この記事では、漫画「ちはやふるplusきみがため」の2巻第七首の感想戦をお届けしています。

 

決して忘れることができない!?伝説のコンビニ店員の登場に、「千隼ガンバレ~・・・!」な背中を押したくなるシーンに感動する第七首を一緒に楽しみましょう!!

 

前回:第六首の感想戦はコチラ

【ちはやふるplusきみがため】第六首の感想戦。菫の葛藤と想いに涙腺崩壊。

 

みんな温かくて優しい!!気づいたら鬱も回復してたちはやふるファンとの交流会の様子はコチラ

第4回太一杯に初参加した感想。温かいファンに囲まれて鬱まで回復!?

 

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「ちはやふるplusきみがため」第七首の名言(名シーン)の感想戦

第七首から感じた名言や名シーンの感想は・・・

 

・千隼の傍にある光と闇に共感して泣いてしまう
・伝説のコンビニ店員に誰もが夢中??

・女帝VS千隼の母の結末に感動

 

この3つシーンに心を強烈に動かされました。

 

特に今回は伝説のコンビニ店員の登場が気になりまくる・・・じゃなくて!!!

 

千隼が母親にスマホを見つけられてしまい、そんな母親を安田や糸瀬は「おかしい」・「毒親」だと言われて落ち込んでしまって。

 

でも凛月は、そんな母親にも大切にしてるモノがあるんじゃないかと理解しようとするのですが・・・

 

学校に千隼の母親が来て、女帝(かるた部顧問・宮内先生)とバトルが始まって!?

 

女帝の部員への愛情とまさかの宣言に胸を打たれました!!

 

そんなこんなで、感想戦スタートです!

 

千隼の傍にある光と闇に共感して泣いてしまう

千隼はどこか思い悩んでいたのかもしれない・・・

 

秋野千隼

自分のことを普通だと思ってたから
言われたくない言葉がひとつだけある

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

もう全国大会まで1週間ということで!!!
千早も優征も練習に来てくれて、優征は千隼の取りを見て競技かるたを始めて1ヵ月なのは本当なのかとビックリしていて・・・!

 

音のリズムで矛盾なく動き出せてるしスピードはないけど、飲み込みが早い。
「ぺそっ」とした取りなのに、もうC級の橋立に勝ってしまう!!!
部活以外でも取り組んでないとこんな風にならない。

 

こうしてかるた部で仲間たちと切磋琢磨している時間はかけがえのないものに・・・

 

秋野千隼

初めて学校が
部活が楽しい
楽しい

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

みんなの笑顔に囲まれて、夢の時間が始まっていく。
眩しいなぁ、温かい青春が溢れていて泣けてきますが、でも家に帰ると・・・

 

千隼の母

またこんなに遅くなって
早く夕飯食べちゃって

 

秋野千隼

ごめんなさい

 

千隼の母

玄関で寝るのが好きなの?

 

秋野千隼

ごめんなさい

 

千隼の父

もうちょっとうまくやれよおまえ

 

秋野千隼

お父さんごめんなさい

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

母に座布団を渡され、罰ゲームを受けるかのように玄関で寝る・・・

 

両親は千隼のことを理解してくれないのか、これも教育のためだと思ってるのか??
千隼は家に帰ると寂しそうに笑顔が消えている。

 

自分を理解してくれるのは、かるた部のみんなだけ・・・
本当は両親にも理解してほしいという寂しさが伝わってきますね。

 

そして翌朝、母親がミニトマトの鉢に隠したスマホを発見・・・!
千隼に問い詰めると、千隼は電卓だと言ってスマホを持ち去って学校へと逃げる!!

 

怯える千隼を見た安田と糸瀬は、玄関で寝させられたりテレビも見せてもらえなかったりする親は絶対おかしいと言いますが・・・

 

だけど千隼は、別に大丈夫で自分が悪かったとこもあるしと親を庇う。
これくらい普通なんだと。
その心の中で「言わないで、言わないで」と願って・・・

 

安田吉子&糸瀬磨衣

千隼の親ってなんていうか
毒親・・・・・・?

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

絶対に言われたくなかったのでしょうね、千隼は猛烈に落ち込んでしまいます。

 

だけど凛月は・・・!

 

長良凛月

いや
う~~~~~~~~~~~~ん

 

それはわかんない
わかんないし

 

おれはそこまで思えないんだよね
千隼がすげぇいい子だから

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

凛月は本当に優しいし、みんなを大切に想ってるんだなぁと伝わってきますね。

 

千隼も優しくて良い子なんだから、親の教育だって全否定することはないんじゃないかってことだと思うんですよね。

 

安田と糸瀬はたしかにそうだと、ごめんねと千隼に謝るのでした。

 

でも、千隼の母からずっと鬼電がくるしメッセージもすごい・・・!

 

そんなピンチに宮内先生が来て凛月は助けを求めますが、家庭のルールの問題レベルだとなんにもできないと断られてしまう。

 

かるたのことは覚えられないから相談に乗れないけど、勉強や進路のことなら相談に乗れるという先生らしい対応なのかもしれない。

 

・・・千隼はどこか寂しそう。
両親は大切だけどみんなに理解してもらえないのが悲しいのかなって伝わってくる。

 

でも凛月だけは・・・

 

長良凛月

千隼今日は
うちに泊まるんでよくね?

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

そう言って千隼の手を取って連れ出してくれた。

 

あぁ、このシーンが最高に輝いてるなぁ。

 

落ち込む千隼の表情は描かれてなくて、でも凛月の目は最高に輝いていて希望に満ち溢れているんですよ。

 

凛月は笑顔を忘れてしまったけど、まるで笑っているかのように目も口も開いてて泣けてくるよ。

 

伝説のコンビニ店員に誰もが夢中??

凛月と千隼は凛風を迎えに行き、コンビニ中心の晩御飯を一緒に食べることに・・・

 

いつも同じコンビニに行くから、店員さんに「オカエリー」と言われるまでになったんだとか。
その店員さんの名前がもう・・・

 

長良凛風

ムディヤンセーラーゲー・ギハーン・サマンタさんに

 

秋野千隼

え?

 

長良凛月

おれは店員さんに認知されてるのとかヤなんだけど

 

長良凛風

ムディヤンセーラーゲー・ギハーン・サマンタさんに優しいよ

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

お、おおお・・・!!!
なんだかジワジワくる名前のコンビニ店員さんが登場したぞ!!!

 

・・・なんで凛風はこんなに名前を覚えてるんだろう(笑)
それだけ暗記力や記憶力があるってことかな??

 

こうして伝説のコンビニ店員が登場したかと思ったら、千隼は部屋を見渡して凛月の父や母の写真を見て・・・

 

父はスポーツ万能だったのでしょうね!!
テニス・バスケ・野球で活躍してた写真や優勝カップがあります。
凛月にそっくり!!!

 

凛月の運動神経の良さは父からきていたのですね。
今は国の役人で忙しいんだとか・・・

 

そして母は・・・

 

長良凛月

人の応援ばっかりしてた
たぶん、競技かるたが大好きだった人・・・

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

和泉の柔らかく優しい表情の遺影が切なく描かれていて、泣きそうになるなぁ。

千隼もどこか切なそうな表情をしてるのは、和泉の優しさを感じたからどうと思う。

 

また、凛月と千隼は布団で寝ようとすると、ふと千隼の掌のアザが気になって・・・

 

原因は幼い頃にフォークにコンセント刺して感電して吹っ飛ばされたんだとか。
または、何かのアニメで錠前破りのシーン見て真似してたみたいで、それからアニメも映画も禁止になったそうで。

 

凛月は千隼の親の気持ちも凄く分かるといって、凛風が危ない目に遭わないようにとコンセントにベビーガードつけてまだ外すタイミングがないんだとか。

 

そんな時、ふと千隼の母を「わけわからん親」と思ったことも、深作先生の「ちがう価値観の中にも『わかる』と思う部分が必ずあることを」という言葉も思い出して・・・

 

長良凛月

千隼のお母さんもそうなのかな
千隼のこと、ずっと心配してるのかな

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

そうだ、子供のことを心配しない親なんていないハズだ。
千隼の母もしっかり育ってほしいから色々な制限をしてるのかもしれない。

 

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そうして布団には凛風もやって来て3人で寝ていると、凛月の父が帰ってきて優しく凛風の顔を撫でて寄り添っていたのでした。

 

凛月の父も仕事人間で子供の面倒を見てないのかと思ったけど、実は優しいんだなぁと伝わってくるシーン。
表情は描かれてないけど、あえてそうして優しさを表現してるのでしょうね。

 

家族愛が描かれているシーンもひっそり感動しちゃうなぁ・・・

 

そして次の日になると、菫たちが凛月のところに泊まったのを聴いて・・・!

 

花野菫

朝ごはんとかなに食べたの?

 

秋野千隼

ムディヤンセーラーゲー・ギハーン・サマンタさんおすすめのトルティーヤでした

 

花野菫

だ・・・だれ?

 

秋野千隼

ムディヤンセーラーゲー・ギハーン・サマンタさん

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

・・・千隼まで伝説のコンビニ店員の名前を覚えてるじゃんか!!!(笑)
暗記力がこんなところにも表現されていて面白い!

 

もう忘れないよ、ムディヤンセーラーゲー・ギハーン・サマンタさんね!!!
ちゃんと覚えたよ!!!

 

女帝VS千隼の母の結末に感動

伝説のコンビニ店員が再登場したかと思ったら、千隼のすぐ後ろに母が来ていて・・・!
まるで憑りついたオバケみたいで怖い!!

 

千隼の母

帰るわよ千隼
勝手に友達のところに泊まるなんて
ありえないでしょう?
千隼

 

スマホ出しなさい
そんなものがあるから

 

みなさんもごめんなさいね
迷惑かけてばっかりで
家のルールを守れなかったこの子が悪いのよ

 

もう続けるのもどうかと思うわ部活動も

 

ほらみなさんに迷惑かかってる
帰るわよ千隼

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

千隼は何も言えず、みんなと一緒に畳の上で笑顔でいたことを思い出すだけ、青春は消え去ってしまうのか・・・

 

でも、顧問の宮崎先生(女帝)が来て母を止めてくれた!!!

 

千隼の母は色々と気持ちをぶつけまくり、帰りが遅いのは部の指導に問題があるなど気持ちの全てを吐き出す。
なんとしてでも千隼をかるた部から離したいのでしょうね。

 

千隼の母

そんなにご立派な部活なんですか?

 

宮内妙子

競技かるた部で一生懸命がんばることに
悪いことなどひとつもないと
私は胸を張って言えます

 

千隼の母

ずいぶん自信がおありなんですね

 

宮内妙子

もちろんです

 

千隼の母

結果もちゃんと出ると?

 

宮内妙子

もちろんです
今年も瑞沢高校は全国でトップの成績を残します

 

競技かるた部のみんな

(えっ)

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

だけど女帝はやっぱりみんなのことが大切で大好きだから、言うことを言ってくれた!!!
顧問としてというより、人として素敵だなぁ。

一方で千隼の母は、負けたら千隼を辞めさせるという。
女帝は凛々しい表情でそれでいいと答える。
・・・カッコイイ!!

 

こうして部員のみんなは「全国優勝」を胸に秘めて・・・

 

筑波秋廣

マジか

 

安田吉子・糸瀬磨衣

マジか

 

田丸翠

私にかかってる

 

長良凛月

おれにかかってる

 

波田橙吾

できる

 

橋立蒼太

大変だ

 

花野菫

やる?

 

速水節奈

やれる?

 

秋野千隼

やるしかない

 

【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため2巻第七首より】

 

筑波はどうしようって顔、安田と糸瀬は素直にビックリな顔、田丸・凛月・千隼・波田は覚悟を決めた顔、橋立と菫と速水はどうしようって顔をしてますな。

 

それぞれの想いが溢れて全国大会へ望む!!!
この青春はどこへ向かうのか楽しみです。

 

末次由紀さんの「今回のひとこと」は・・・

BELOVEの最後に掲載されている、漫画家さんへの「今回のひとこと」・・・

 

第五首が掲載された8月号のお題は「お風呂上りに飲みたいor食べたいものは?」

 

・・・です!

 

さて、由紀さんはどんな答えを・・・

 

末次由紀

旬のフルーツが嬉しいです!
夏だったらメロンやスイカ、桃ですね。

 

【出典:BELOVE8月号より】

 

たしかに、お風呂で汗を流した後に冷た~いスイカなどフルーツを食べられたら最高じゃないか!!!

 

僕の予想はてっきり「冷たい焼き芋が良いですね!!」なんて回答だと思ったのですが・・・!
それか「サツマイモのアイスです!」とか!

 

世界で最もサツマイモを愛しているであろう、そんなお方のサツマイモ愛が表現されるのかとワクワクしてました!!

 

でも実際にお風呂上りに冷た~いメロンを食べたら最高に美味しかったので、夏は冷たいフルーツが合いますね。

 

まとめ:末次由紀さんが本当に伝えたいことは何なのか??

第七首を読んでいて、千隼と母の関係が残酷さも相まって表現されていて、そこに作者の末次由紀さんの想いも宿っていると感じました。

 

その想いとは、助けてくれた人・支えてくれた人への感謝の気持ちを表現して・・・
勝ち負けだけじゃない大切なモノを届けたい、ということだと思うんです。

 

その想いは、千隼と母の関係でも表現されていくのだと。

 

千隼の母もまた、本当は千隼のことが大好きなんですよね。
厳しい制限ばかりでいじめているように見えますが、大好きだからこそ離れてほしくないし傍にいてほしい。

 

だから学校に乗り込んでまで千隼を連れ戻そうとしたのだと思うんですよね。
その愛情表現の仕方が不器用かもしれないけど、心の奥底では千隼を大切に想ってる。

 

千隼も本当は母のことが大好きだからこそ、毒親だなんて言ってほしくなかった。
凛月やみんなのおかげで母との関係もお互い素直になっていけるものだと期待してるんだと思う。

 

2人とも、本当は同じところを見つめているんですよね。
その時が来るのはまだちょっと先なのかもしれないけど。

 

こういうシーンも厳しさ辛さの中に温かさ優しさがあって、ひそかに感動してました。
何気ない日常かもしれないけど、僕たちが生きていくうえで大切なモノがそこに宿ってる。

 

末次由紀

当たり前ですが、負けてしまった高校にもたくさんのサポーターがいるんですよね。
敗退してしまった高校の子に話を聞かせてもらう機会も多くあったのですが、彼らは自分たちの敗北が悔しいという話はもちろんですが、それ以上に「助けてくれた人」のことをとてもよく話してくれます。

 

勝たないと浴びられないスポットライト、勝たないと語れない誰かの協力、敗者が抱える行き場のない思いをインタビューしに行くたびに感じました。

 

新連載では、「あなたの負けさえも私は見ている」ということを伝えたいと思ったんです。

 

また、『ちはやふる』と『きみがため』、いずれも題材は競技かるたです。
そして、それを取り巻く部活動自体は変わらないので、今回は“支える人の大切さ”を描きたいなと思いました。

 

【出典:「青春はもう贅沢品なんじゃないか」『ちはやふる』と正反対の競技かるた漫画を描く理由より】

 

こういった素直な想いが、表現の仕方や言葉の節々に感じられて泣けてきます。

 

「支える人の大切さ」は、僕たちが日常を生きていくうえでもどこかで感じますよね。

 

例えば僕だったら、子供の頃は両親がとにかく勉強しろとしか言わなくて、勉強が嫌いになってた。
両親からすると良い大学へ行って良い会社へ就職して、安心して生きてほしかったのですね。
社会の厳しさを伝えたかったのでしょう。

 

でも自分はあまり勉強しなくて、社会に出て厳しさを知って両親が言ってたことが理解できるようになり今は感謝して、たまに一緒に釣りに行ったりしてます。

 

また、こうしてブログを書いたり動画を撮ったりするのは1人だけじゃ無理なので、編集者の仲間に支えてもらったり。

 

そして、この記事を読んでくださってるあなたにも支えられていて、やっぱり読んでもらえるのって凄く嬉しくて。
いっぱいエネルギーをいただいてます。

 

ブログを読んでもらうにはライバルに勝たないとって思った時もあるけど、勝ち負けじゃない、自分にも大切な読者さんやファンがいてくださることに感謝できることが嬉しくて今もブログを書いてます。

 

あなたにも支えてくれる人がいて、結果が出ても出なくても優しく接してくれる人がいると思います。
その大切な人の笑顔を思い浮かべてほしいなぁと。

 

そんな優しい気持ちがじんわりと込み上げてくる第七首でした。

 

ムディヤンセーラーゲー・ギハーン・サマンタさんという伝説のコンビニ店員も登場しましたし、次回も楽しみですね!
(また登場するよね!?)

 

次回・第八首の感想戦はコチラ

【ちはやふるplusきみがため】第八首の感想戦。仲間たち温かさを思い出して泣ける

 

それでは、ここまで読んでくださってありがとうございます!
またお逢いしましょうね!

 

タガメ王国のヘタレ防人リョウより

 

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