タガメ王国のヘタレ防人リョウです。
この記事では、漫画「ちはやふるplusきみがため」の3巻第九首の感想戦をお届けしています。
凛月がまさかの失恋かも・・・!?
でも大切な想いはずっと繋がっていって、近江神宮ではまさかのあの人も登場で!
桜沢先生と凛月の母親との関係も明らかになって・・・??
読み進めていくほど眩しい青春が繋がっていく第九首を一緒に楽しみましょう。
前回:第八首の感想戦はコチラ
【ちはやふるplusきみがため】第八首の感想戦。仲間たちの温かさに夢を思い出す
みんな温かくて優しい!!気づいたら鬱も回復してたちはやふるファンとの交流会の様子はコチラ
第4回太一杯に初参加した感想。温かいファンに囲まれて鬱まで回復!?
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目次
「ちはやふるplusきみがため」第九首の名言(名シーン)の感想
第九首から感じた名言や名シーンの感想は・・・
・言うなら千年経ってからにして
・畳に愛されてる人
・初めて見た近江の色を忘れない
この3つシーンが印象に残ってます。
いざ、全国大会で近江神宮へ向かうために新幹線に乗る瑞沢高校かるた部・・・!
新幹線では凛月と菫が隣になり、恋も想いも急発展!?
菫がいる最後の夏、凛月には何ができるのか・・・!
思いもよらぬ出来事に2人とも最高に輝く夏の思い出が始まっていく。
辿り着いた近江神宮では、全国大会の開会式にてかるたがめちゃくちゃ強い「畳に愛されてる人」が登場。
詩暢が札に愛されてる人ならば、畳に愛されてるのはこの人!!!
久しぶりの登場にワクワクドキドキで、おっちょこちょいなのも可愛らしい!!!
そして、組み合わせ抽選が終わり、凛月は富士崎高校の桜沢先生と出逢うことに・・・
名指導者でありながら亡くなった母の友達でもある桜沢先生に、母のことを聴くも嘘をつかれて!?
・・・ということで、感想戦スタートです!
言うなら千年経ってからにして

凛月は凛風に近江神宮へ行くことを伝えると・・・
凛風は泣きながら引き止めようと必死です!
大切なお兄ちゃんだもんね、ちょっとだけでもいなくなるのは寂しいですよね。
走り出した凛月の背中には凛風の想いも乗っかっているように感じます!!
行くぞ、近江神宮へ!!!
瑞沢高校のメンバーは新幹線に乗り、千隼は経験が少ないからと暗記回しに夢中になっている・・・!
1秒1秒を成長に使いたい、人生変えにいこうと伝えてくれた凛月のためにも暗記回しに払いの動きを合わせて猛練習です。
そんな中、凛月は・・・
なんと席が菫の隣になっている!!!
心の中はもうパラダイス状態に・・・
菫は夢中になってスマホを見つめているようで、何を見てるのかな??
凛月が窓際に来ますかと声をかけても、スマホをギュッと握って顔が赤くなってる・・・
なんて時に、凛月がたちがいる窓際に向かって外国人が勢いよくスマホで写真を撮りに来た!
富士山が見えてから慌てて撮ろうとしたのですね。
ビックリした菫はスマホを落としそうになり、凛月がすぐさま拾ってあげると・・・
スマホにはたくさんの太一の写真がある!!!
長良凛月
空札(坪口広司)
空札(千早の父)
当たり札!(真島太一)
太一はどんな人なのか、3人に絞れていたけど分からなかったのが遂に・・・!!
長良凛月
花野先輩・・・
「真島先輩」って近江に来るんですか?
花野菫
はっ!?
みみみ見た?
ましましましま先輩フォルダ
や、やだもうキモいよねこんなの
ましましましまフォルダ・・・なんて可愛い表現だ!!(笑)
息が吸えてないし吐けてない、顔を赤くしてる。
ということは菫が好きなのは太一なんだと悟って失恋する凛月・・・
花野菫
私・・・
ずっとその真島先輩にあこがれててね
なんかさ
思えちゃったんだよねぇ
「この恋が私の人生で一番きれいな恋になる」って
慌てふためきながらも自然な笑顔で想いを伝える菫は、「うら」の歌人・相模(さがみ)について、こんなに悲しい歌が百人一首に入って1000年も残ってどう思っているのかと言う。
相模
恨みわび
ほさぬ袖だに
あるものを
戀に朽ちなむ
名こそおしけれ
(恨んで涙を乾かすひまもない
着物の袖さえ惜しいのに、さらにこの恋のおかげで
悪い噂を立てられ朽ちていく
私の評判が惜しいものです)
たしかに悲しい歌でもありますが、だからこそ残っているんだと思うんですよね。
当時のありのままの悲しみが表現されていて、どの時代も「恋」があって人間らしいなぁと感じます。
花野菫
私は後悔の歌なんて歌わないと思ったけど・・・
会えるかもって思うたび
「この恋もう死んでるのに」って思い出して
息が止まりそうになる・・・
純粋な恋心だなぁ・・・
凛月は自分の心も死んでしまうと落ち込みもする・・・
けど、つらい顔の菫までも可愛い、情が深くて可愛いから見ていたいとも思っているんですね。
菫も凛月も純粋な恋心があって素敵じゃないか。
そこで凛月が、相模はめっちゃモテたと思いますよ、と伝えると・・・
再び外国人が勢いよくスマホで富士山を撮りに来て・・・!
ビックリした菫が凛月と急接近!!!
顔が近すぎ!!!
いいなぁ!!!
まさに恋とはこういうもので、ハプニングだってあるさ!!!
なんて思ってたら、「パチンッ」と凛月の顔に輪ゴムが飛んでくる!
須藤秀人
公共の乗り物で
クソ共学がイチャイチャすんな
・・・ここで君が登場するのか(笑)
「5連ゴム鉄砲(手作り)」を凛月に当て続けてる(笑)
でも城山にデコピンされて連れ去られていくという見事な退場っぷり!!
秀人は暁人と違う面白さがあるなぁ、まさか手作りのゴム鉄砲があるとは!
急な展開にビックリする菫だけど、凛月だって菫の顔が近くて本当に死ぬかと思うくらいビックリしちゃってますよ・・・
そんな中、千隼だけは冷静に集中して練習し続けている。
なんという集中力!!
凛月も負けじと超速で札流しを始める!!
大好きな菫がいる最後の夏なんだ・・・
長良凛月
先輩、「人生で一番きれいな恋」なんて
そんなのまだわかんない
絶対わかんないからさ
言うなら千年経ってからにして
あぁダメだ、このシーンも大好きだ。
・・・菫の輝く眩しい笑顔が溢れんばかりに表現されていて、凛月の想いが伝わらないかもしれないけど、それでも大好きな人の笑顔は輝いているんだと感動してしまう。
こんなに眩しくて優しい笑顔を表現できる漫画家さん、他にいますか!!!
「眩しい笑顔」ってまさしくこういうものなんだと伝わってきます。
そして、凛月の想いも素敵ですよね。
諦めてしまいそうな恋だけど、どこかで想いは繋がってくれるのだと信じる自分もいるからこその、千年後へのメッセージでもあります。
畳に愛されてる人

京都へ到着すると、マネケンワッフル!?を買ったりして楽しむみんな・・・!
そんな中、初登場の米麦実(よねむぎ・みのる)先生がかるた部顧問補佐に就任して同行しているじゃないか!
一緒にワッフルを楽しんでる(笑)
部員が増えたから顧問補佐になったとのことで、かるた部がより認められたということでもありますよね。
でも、はしゃいでるのは米麦先生と1年生だけで、上級生は真剣な眼差しになっている。
もう全国大会が始まっているんですね・・・
宮内先生・菫・筑波・橋立・凛月・千隼は近江勧学館へ、他の部員たちはホテルへと行くことになり。
橋立は最高の手相があるからくじの結果も良くなるんじゃないかと、筑波が無理やり連れて行く(笑)
近江神宮へ到着した凛月が、亡くなった母・和泉が遺してくれた「かるたノート」に書いた思い出を感じていて・・・
長良(岡林)和泉
平成○○年7月19日
初めての近江神宮で
見た色を私は忘れないと思う
夏空に直接貼りつけられたような
あの赤と青と緑
三つの色が重なって私の光になった
きっとずっと大好きだ
夏の近江神宮が大好きだ
真っ赤な近江神宮を前に、大切な母の思い出が蘇る。
凛月はメガネを外し千隼の髪の毛をかきあげて、2人は夏の近江神宮を感じてまんまると目を見開いて・・・
その綺麗な瞳が近江神宮に負けないくらい輝く。
このシーンには感動して泣いてしまったよ。
母が生きた証を感じる凛月がどこか切なくもやあるけど優しいんですよ。
大切な友達である千隼と一緒に笑顔で生きてる凛月を、和泉が天国で笑顔で見守っているんだろうなぁ。
そして、いざ近江勧学館の中へ!!!
凛月も千隼もここに来るのは初めてで、千隼にこの中で1番強いのは誰なのかと聴かれた菫は、ふと千早から言われたことを思い出して・・・
綾瀬千早
詩暢ちゃんが札に愛されてる人だとするなら
新は畳に愛されてる人
同じ畳の上にいたら神様が置いた宝物みたいに感じるの
堂々と登場したのは、新!!!!!
現名人!!!!!
スーツを着てグッと大人っぽくなってる!!!!!
高校生たちも名人の姿を見てワクワクドキドキ・・・!!
新は開会式での挨拶のために来ていたのですね。
綿谷新
それでは、ただいまより小倉百人一首競技かるた全日本・・・
あっちがっ
全国高校・・・
あっすみません
全国高等学校せっ・・・
選手権大会
トーナメント抽選会を開始します
言葉が詰まってしまい顔を赤くして恥ずかしそうに汗をかいて、途中から村尾さんが代わってくれたのでした!
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緊張しがちな真面目なところも新っぽいのは変わってないですね(笑)
さて、待ちに待ったくじ引きです!!
北央学園に富士崎高校、続いて瑞沢の番・・・
どんな結果になるのかみんなハラハラドキドキ・・・!
筑波が引いたのは58番で・・・
なんと不戦勝枠!!!
3勝じゃなくて2勝でブロック予選を勝ち上がれることに。
すると、筑波が橋立を見てグッドポーズを送る!
覇王線など最高の手相を持つ橋立パワー炸裂ですな!!!
橋立も凄く嬉しそうです。
初めて見た近江の色を忘れない

そうしてみんなが喜ぶなか、凛月は富士崎高校の桜沢先生を発見する。
かるた部の名指導者でもあり母の友達でもあるので、話を聴きたいと思ってたのですね!
でも、話しかけようとしたら・・・!
「ドコオッ」
両国厚
どすこおおおい
どこの何者だ
長良凛月
は?
両国厚
ずっと見てたんだから
桜沢先生追いかけてトイレ前で待ってたでしょ
長良凛月
名乗ろうとしてんの邪魔して張り手とか
どこの乱暴者だごるぁぁぁぁ
両国厚
僕の張り手を受けて倒れなかった
正論で返された
桜沢先生を守るために両国が強烈な張り手(笑)
でも凛月は動じないし、怒りん坊になってるという(笑)
だけど桜沢先生、ハンカチで口を抑えていたので妊娠しているのかもしれませんね。
左手の薬指には指輪もあるので結婚したということでしょうか!!
他の部員たちも桜沢先生を心配してやって来たので、その可能性もありますね。
そしてついに凛月は、ずっと聴きたかったことを・・・
長良凛月
僕の母は岡林和泉です
桜沢先生と同級生だったはずです
富士崎高校かるた部で一緒だったとー・・・
桜沢翠
あ・・・・・・
ど・・・
どうかしら・・・・・・・・・
富士崎は昔から部員が多かったから・・・・・・・・・
そういう人がいたかもしれないわね
・・・ん!?
桜沢先生が急に深刻な表情になって言葉が詰まってる・・・
聴かれたくない暗い過去を聴かれて困っているようにも見える。
すぐにその場をあとにしようとする桜沢先生を見ると、絶対に何かあったに違いないですね。
長良凛月
ま・・・
待ってください
まったくうそをつかなさそうな人が
「先生」が
うそをついてショックなんですけど
それでも黙る桜沢先生・・・
富士崎高校の部員たちは、失礼だと怒っている。
桜沢翠
・・・あなた近江には何しに来たの
人探し?
長良凛月
いえ
僕は瑞沢のスタメンです
近江には勝ちに来ました
忘れたっていいです
決勝トーナメントまでに思い出してもらいます
凛月の力強く想いの込められた宣言は、桜沢先生に響くのか。
亡くなった母のことを知る貴重な機会でもあるので、桜沢先生にはなんとか心を開いて話してほしい。
岡林和泉
初めて見た近江の色を忘れない
私は試合には一度も出られなかったけど
「富士崎」の横断幕を持って座る和泉の姿・・・
一体何があったのか。
桜沢先生の反応からすると、悲しいことが起きていたのかもしれない。
でも、ありのままの真実を知って受け入れることが、凛月にとっても桜沢先生にとっても人生を前に進めるうえで大切なことなんじゃないか・・・
凛月が瑞沢高校と一緒に勝ち進んで、絶対に決勝トーナメントに行って、桜沢先生に真実を話してもらってほしい。
・・・ということで、続きが気になりすぎる!!!
どうなってしまうのかハラハラしてしまいますね。
末次由紀さんの「今回のひとこと」は・・・

BELOVEの最後に掲載されている、漫画家さんへの「今回のひとこと」・・・
第九首が掲載された11月号のお題は「ハロウィンで仮装するとしたら何になりたいですか?」
・・・です!
さて由紀さんはどんな答えを・・・
末次由紀
自キャラですが、全身スノー丸になるのが夢です!
・・・もうなってるじゃないか!!!
可愛いお子さんたちを見守って、たまに大好物のサツマイモを焦がしちゃうドジっぷりも魅力な、可愛い雪だるママさんになってるじゃないか!!!
なんて思うのはきっと僕だけじゃないはずです。
(ちはやふるファンのみなさんが頷く姿も見えるような・・・!)
自分の魅力は自分だと意外と分からなかったりするものですからね。
見た目は完全な雪だるまじゃないかもしれませんが、スノー丸のようにみんなを癒すことができるのも雪だるママさんの魅力ですよね!!
まとめ:恋は千年、想いは無念

僕が第九首のタイトルをつけられるとするならば、「恋は千年、想いは無念」です。
凛月が大好きな菫には、太一という大好きで憧れる人がいて・・・
この恋は永遠に叶わないかもしれないという切なさもある。
無念だ・・・
なんていう自分もいるんですよね。
でも、諦めているようで凛月も菫も本当のところは諦めてないんですよね。
千年経ってから、生まれ変わって、また大好きな人と出逢っても変わらない恋であってほしい。
そんな想いが2人から伝わってきます。
百人一首は恋の歌が多いのもまた、そういう意味もあるんだろうなぁと思うんです。
昔から恋はずっと続いていて、どこかで繋がって、今もこうして僕たちに伝わってるじゃないですか。
1000年前の想いを感じられる奇跡って凄くないですか!?
・・・なんて言っていたら、感動してしまうんですよ。
そして、この話は凛月と菫についてだけではなくて、凛月と桜沢先生にも同じことが言えます。
2人には和泉という大切な人がいて、桜沢先生は嘘をついてまで真実を隠したがっている・・・
というか和泉との過去を封印しようとしてるように見える。
凛月の母への想いは、まだ届かないのか、桜沢先生には響かないのか。
無念かもしれないけど、でも高校選手権を勝ち進んでいくことで思い出してほしい。
母が近江勧学館に近江神宮へ来て、どんな仲間たちと青春を生きて、何を持ち帰ったのか。
一緒にいた桜沢先生なら全てを感じているはずです。
競技かるたの聖地で何があったのか・・・
どうか凛月も桜沢先生も、ありのままに話をして天国にいる和泉に2人で想いを届けてほしいです。
そして、僕たちもまた、大切な人への想いを繋げて生きると人生も輝いていくんですよね。
実は、この記事を書くちょっと前、大切な人が重い病気の可能性があると診断されて辛い思いをされているのを目の前で感じていて。
受け入れたくない現実を何とかしようと辛く悔しい涙を流していて、自分には何ができるんだろうって泣いてました。
ずっと一緒にして、素敵な笑顔を見守っていたい。
それが1番なんじゃないかと思うけど、実は目の前にいなくてもずっと想いは繋がっているんですよね。
大切な人と、たとえ物理的に距離が離れていたとしても、精神的には「想い」で繋がっているんですから。
あぁ、大切な人といられる時間が愛おしい。
ずっと一緒にいたい、離れたら寂しい。
そう思ったりもするけど、それってどこか大切な人へ依存しがちな人生にもなっていくから。
辛い時もあるけど、自分の夢に向かって素直に胸張って生きていくのが大切な人のためでもあると思って。
夢の途中で出逢う時は、お互いとびっきりの笑顔でくだらないことでも笑いあえばいいじゃないか。
じゃあ夢ってなんだろう・・・
最も大切な夢の1つとして、ちはやふると競技かるたを繋げていって競技かるたのプロ化をサポートしていく、というものがあります。
実際に競技かるたの世界を体感してみたり、自分なりにかるたを感じて、ちはやふるからの感動も受け取って繋げていけることはあるはずで。
まだまだやれることもいっぱいあるし、やれてないことも多いけど、でも人生を通じて競技かるたやちはやふるで繋がったご縁も大切にして生きたいんです。
そして、このブログを読んでくださっているあなたも大切な人で、数あるブログやサイトの中から選んでもらえて本当に嬉しいです。
あなたもきっと、競技かるたが好き、ちはやふるが好き、作者の末次由紀さんが好き、色々な想いがあって繋がることもできているんだと思います。
「好き」で繋がっていく世界がこれからもっと輝いていくように、僕たちも夢に向かって生き続けましょう。
人生で最も楽しい瞬間って、まだまだいっぱいあるからさ。
1000年経ってもどこかで僕たちの想いが繋がっていますように。
疲れた時は「ちはやふるplusきみがため」という作品に溢れるパワーを受け取って、大切な人と生きる今を愛していきましょう。
・・・なんて、じんわりと優しい想いが芽生えてくる第九首でした。
次回・第十首の感想戦はコチラ
【ちはやふるplusきみがため】第十首の感想戦。雨を受ける花のように
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございます!
またお逢いしましょうね!
タガメ王国のヘタレ防人リョウより
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