タガメ王国のヘタレ防人リョウです。
この記事では、漫画「ちはやふるplusきみがため」の4巻第十三首の感想戦をお届けしています。
好きな事が大好きな事になる、そのきっかけを温かく感じられる第十二首を一緒に楽しめたら嬉しく思います!
前回:第十二首の感想戦はコチラ
【ちはやふるplusきみがため】第十二首の感想戦。私かるた大好き、あなたは?
みんな温かくて優しい!!気づいたら鬱も回復してたちはやふるファンとの交流会の様子はコチラ
第4回太一杯に初参加した感想。温かいファンに囲まれて鬱まで回復!?
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目次
ちはやふるplusきみがため」第十三首の名言(名シーン)の感想戦
第十一首から感じた名言や名シーンの感想は・・・
・表情豊かな子
・運命みたいなものにちょっと触ったって
・楽しかった!ありがとう
この3つシーンが印象に残ってます。
初戦の相手・高蘭高校にはニラム・アンドレア・セティワランさんというムスリムの選手がいて、一体どんなかるたを取るのかと思ったら、まさかの・・・!!
一方で、凛月は千早たちと共に新幹線で近江神宮へ向かう途中で、太一と離れ離れになっている千早へ、恋について大切なことを伝える。
そうして、試合は一進一退の取りが続いて・・・!
勝負の行方は感動的なものに・・・
・・・ということで、感想戦スタートです!
表情豊かな子

いざ、瑞沢高校と高蘭高校の試合が始まろうとしている!!!
瑞沢にとっては初戦の相手・・・
審判員として母校と対戦相手を見る太一・・・
瑞沢高校が着物で高校選手権に出ている・・・!
(奏が喜ぶ!!)
対戦相手にはムスリムの選手がいる・・・!
(千早が喜ぶ!!)
・・・たしかにそうだ、奏も千早も大好きなことだから大喜びするに違いないぞ!
嬉しそうな太一ですが・・・
日向良彦(ひゅうが・よしひこ)
いけなんだ~
母校の試合の審判していいわけないじゃん真島くん~
ここは僕に交代!
ヨロシク
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
富士崎高校OBのヨロシコ!!!
太一と同じ京都大学かるた部だったとは・・・!
審判が太一→ヨロシコとなったことで、菫がペットボトルを握り潰しちゃうくらいショックを受けるという(笑)
そんな中、試合に出ない橋立・安田・糸瀬は、近江神宮へ偵察へ。
千隼が心配だけど、橋立が千隼の右手に「狩野探幽」を描いたから大丈夫なのだとか!!
「できる」というコメントと共に力強く描かれた狩野探幽。
どこかパワーが湧いてくるのはなぜなのか!!!
ということで試合が始まると・・・
ニラム・アンドレア・セティワラン
ビスミッラーヒッ
ラフマーニッ
ラヒーミ
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
・・・!?
千隼の相手、ニラムがお祈りを始めたのかな??
すると、ニラムは美しい瞳で鮮やかに札を取っていく。
ニラム・アンドレア・セティワラン
アルハムドゥ・リッラー
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
満面の笑みで喜んでいる。
本当にかるたが大好きだ、というのが可愛い表情から伝わってきますね。
高蘭高校の仲間たちも、そんなニラムの姿を見て喜んでますね。
太一が言うには、ニラムはニラムD級で実力的には4番手!!
でも1試合目も真ん中の席だったのだとか・・・!
高蘭高校のメンバーは、B級と、C級・D級が2人ずつ!
ニラムはチームのムードメーカーで、次々と札を取る姿を見た仲間も調子を上げてるようです!
いいチームなんですね。
札を取って「アルハムドゥ・リッラー」と笑顔で言うニラム。
「やった!」という意味なのでしょうか??
ヨロシコに大きな声で言わないように注意されてしまいます。
そんなニラムの過去は・・・
大学で語学を教える香川に来たのは10歳の頃で、畳の上にペルシャ絨毯を敷いて生活していて、小学生の時にチームメイトの浜田夏樹と出逢い。
他のクラスメイトからは、なぜ布を被っているのかなど、不思議がられる。
ニラムは「いろいろ違う」のはみんなも一緒なのにと、肩身が狭い寂しい気持ちもあった。
・・・だけど夏樹はずっと傍にいてくれたんじゃないかな。
ある時、クラスで崇徳天皇ゆかりのお寺に行くと、先生に百人一首でも有名な歌人と伝えられ・・・
崇徳天皇は、京都から讃岐に来て亡くなり、本当はずっと都に帰りたいって思っていたかもしれなね、と説明を受ける。
ニラム・アンドレア・セティワラン
夏樹ちゃん、夏樹ちゃん
百人一首ってあれやろ
夏樹ちゃん好きなやつ
ルール難しゅうて聞くだけでもうおかしゅうって・・・・・・
ププーッ
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
何気ない会話かもしれないけど、夏樹はとても悲しそうにして・・・
浜田夏樹
・・・・・・
ニラムちゃんもそうなんかなぁ・・・・・・
ニラム・アンドレア・セティワラン
え?
浜田夏樹
帰りたいと思うとるんかいの
崇徳はんみたいに
居心地悪いことあるし
ここは、いま、ちょっといるだけって思うとるんかいの・・・
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
夏樹は、ニラムが日本文化の違いに苦しんでいるんじゃないかと心配していたのですね。
ニラムは「いろいろ違う」ということが、日本と母国で生活してみて肩身が狭い気持ちもあったから・・・
でもニラムは・・・
ニラム・アンドレア・セティワラン
夏樹ちゃんの好きなものを
「ルールが難しい」って私も笑った
わからないことを笑ってごまかした
崇徳はんの歌の美しさは
私の人生を変えた
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
そこから2人は競技かるたを通じて絆を深めていったのでした。
夏樹とかるたをしたい、かるた部がある高校へ行きたい、それが地元で1番難しい高校であったとしても。
そうして、同じ崇徳天皇の歌・「せ(瀬をはやみ)」が好きな友達がたくさんできて、今は瑞沢高校の相手のとして目の前にいる。
高蘭高校のみんなは、元気に笑顔で札を取るニラムを感じてエネルギーが湧きがあるように札を取る!!!
真島太一
お・・・
おいおい
ブロック予選で下克上喰らってんじゃねーぞ
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
・・・どんな展開が待っているのか!!!!!
運命みたいなものにちょっと触ったって
そんな中、凛月は千早たちと共に新幹線に乗って、近江勧学館へと向かう!!
大好きな菫が恋している太一と付き合ってるのが千早だと知り、ビックリした顔をしてますな。
でも、西田は、それは付き合ってると言えるのかと衝撃のツッコミを入れる。
お互い勘違いしてるだけじゃないかと。
・・・ストレートなツッコミだな肉まんくん(笑)
そこに奏が・・・
大江奏
西田君だまって!!
「ふんわり勘違い」・・・大いに結構!
2人揃っての勘違いなら
それが恋なんです
和歌はそういう歌であふれてますよ
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
おぉ、温かいことを言うねぇ!!
千早も太一も勘違いで付き合ってるとは思えないけど・・・!!
だけども、ここに西田が衝撃の事実を伝えて・・・
西田優征
俺、前から思ってんだけどさ
和歌ってひとりぼっちのときには生まれないよね
ふたりのときに生まれるものがないとやっぱりさみしーよ
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
奏は大事なことを言い当てられてしまったような気持ちになって、よろめくほどショックを受ける。
千早と太一は、どこか真剣な表情で受け止める。
千早は、たしかにそうだと受け止めているようですね・・・
太一に会えない時間が長いから、考えないように考えないようにしているのだと。
かるたと大学生活を頑張ろうってしているうちに、平気になりそうなじぶんもいて・・・
こ、恋バナだ!!!
可愛らしい恋の話じゃないかな!!!
でも、ここで凛月が口を開く・・・!
千隼をかるた部に誘った時、すごくワクワクして、自分で動かしたみたいな感覚があった。
自分や千隼の何を動かしたのか分からないけど、人生というか運命みたいなものにちょっと触ったのだと。
だから・・・
長良凛月
その「真島先輩」も
綾瀬先輩もそういう感じがあったから
つきあうことになったんでしょ?
ひとりでがんばる時間も運命のうちっスよ
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
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・・・とても大切なことを伝えてくれるなぁ。
奏も千早もハッと晴れた表情になってますね。
千早も太一も、お互いに離れた時期がありましたよね。
千早は、かるたを離れて受験勉強に専念したり、かるた部に戻って太一の分までみんなを支えたり。
太一は、かるた部からは離れたけどかるたを続けて、大会には間に合わなかったけど戻ってきた。
その時間は、お互いにお互いを大切に想っていた。
目の前にはいないけども、1人で頑張る時間でもあり、魂では温かく繋がっていた時間でもあったと思うんです。
その想いが繋がって、2人は付き合うことになった。
・・・というように僕は感じていたのですが、凛月もとても素敵なことを言ってくれますね!!
なんて恋バナで盛り上がろうとしていたら、後ろのデッキに北央学園のOBたちがいるじゃないか!!!
須藤(兄)、ヒョロ、甘粕・・・
なかでも、須藤(兄)が電話で後輩にブチギレてますな(笑)
須藤暁人
ふざけんな!
栃木の男子校に2ー2から運命戦でやっと勝った?
ギリギリじゃねぇか
2回戦は5勝だよ
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
おっと!!!
これはこれは作者の末次由紀さん、第46回全国高等学校選手権大会の熾烈な1回戦を再現してますね・・・!
この大会で優勝した関東第一高等学校は、1回戦で栃木県立宇都宮高等学校(男子校)で2-2からの運命戦で突破してますからね。
関東第一を北央学園で表現していたんじゃないかと思います!!
・・・なんて、須藤(兄)の話を聴いて、西田も千早も奏も瑞沢は大丈夫かと青ざめてますが、どうなることやら・・・!
楽しかった!ありがとう
橋立・安田・糸瀬は近江神宮へお参りしていると、すぐ近くに北央の須藤秀人(弟)がいて、絵馬には「お兄ちゃんが名人になりますように♡」と書かれている・・・(笑)
相変わらず兄想いの弟で面白いですね!!
でも今書くことじゃないんじゃないか(笑)
一方で橋立は千隼を想ってお参りして・・・
橋立蒼太
力を出せますように
経験の浅いあいつが、自分の強みを出せますように
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
それでは千隼は・・・
空札が連続して読まれたと思ったら急に立ち上がって・・・
秋野千隼
し、失礼します
た、立たないと凝っちゃうなー
こ、腰が痛いなー
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
何を言ってるのかと思ったら、仲間たちへの暗号だ!!!
「た」と「こ」が一字決まりになった。
暗記の得意な千隼だからこそ、仲間たちに暗号で伝えてほしいと頼まれていた!!
やるじゃん千隼、ちゃんと魅力を発揮してるじゃないか!
しかも・・・
秋野千隼
しゅ、集中してがんばるぞ!
瑞沢高校~
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
細い掛け声だけど、想いが込められた仲間たちへのエール。
橋立から、周りを見て掛け声かけてもいいとつたえられていて。
でも掛け声は、暗記の分の力を人のために使うから、暗記を犠牲にして・・・
それでも千隼は札を取っていく。
初の連取もあれば、速くないけど正確に手が出てる。
すると、「せをはやみ~」が読まれて、瑞沢高校のみんなが一斉に取る。
高蘭高校はそれでも元気に、瑞沢に負けまいと勢いづく・・・!
笑顔で札を取るニラム、それを見て喜ぶ仲間たち。
どうやらニラムは「青い宝石」という意味で、光り輝くサファイヤのようだ・・・
まさにニラムの目がそんな風に輝いてますね。
ニラム・アンドレア・セティワラン
私のヒジャブと公式戦用のTシャツの色を揃えてくれた
瑠璃紺(るりこん)はサファイヤの色
私が結った髪を見せることはないけど
不調和ゆえに美しさを増すものがある
ここにいるとそれに気づけるんだ
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
両チームともに一進一退の勝負の行方は・・・
瑞沢高校3勝・高蘭高校2勝で、瑞沢の勝利!!!
宮内妙子
辛勝・・・!
真島太一
危なかった
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
激しい戦いを繰り広げたあとは、お互いをたたえ合う・・・
この瞬間ってとても愛おしいんですよね。
ニラム・アンドレア・セティワラン
あんたすごいなぁ
あんた、瞳がすごい綺麗
心の芯が前に出たとき、大きゅう光るの
勝っていったらみんな、目が離せんようになるわい
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
ニラムは目に涙を宿して、笑顔で千隼へ想いを伝えて・・・
秋野千隼
(僕はもう、街でヒジャブを着けている人を見逃さない)
(透明にしない)
・・・・・・僕はあなたとの
かるたが最高に楽しかった
楽しかった!
ありがとう
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
千隼は感動して泣いてしまい、握手を求めると、ニラムは両手の袖で手を隠して・・・
ニラム・アンドレア・セティワラン
ありがとう
がんばってね
【出典:漫画・ちはやふるplusきみがため4巻第十三首より】
ギュッと優しく手を握るニラム・・・
ムスリムでは、男女間で握手をしないことを習慣にしている人もいるんだとか。
ニラムもそうなのかもしれない。
袖を伸ばして手を隠して握手したのは、それでも千隼と触れ合いたかったからなんじゃないかなぁ。
最大限のスポーツマンシップ、競技かるたが好きなら、文化が違くても仲間なのですね。
なんて温かい、愛情溢れるシーンなのでしょうか・・・
勝った方も負けた方も、国や文化を越えてお互いを讃えている姿に思わず涙が・・・
ということで、何とか初戦突破した瑞沢高校ですが次の相手は!?
凛月は間に合うのか??
北央や富士崎など競合はどうなっているのか??
次回が楽しみです・・・!!
末次由紀さんの「今回のひとこと」は・・・

BELOVEの最後に掲載されている、漫画家さんへの「今回のひとこと」・・・
第十首が掲載された4月号のお題は「ついつい集めてしまう好きものを教えてください!」
・・・です!
由紀さんはどんな答えを・・・
末次由紀
最近は近沢レースです!
レース柄の新しい挑戦が楽しみで!
ほぉ~!!!
近沢レースとは・・・
お客さんの気持ちに寄り添って、想いを込めてレースをお届けしているお店ですか!!
どんな想いで作られているのかというと・・・
糸が織りなす“美”の魔法。
レースには不思議な魅力があります。
身につけると背筋がしゃんとしたり、お部屋に飾ると気分が明るくなったり、見ているだけで嬉しくなったり・・・
それは、まるで魔法のよう。
レースは、人を美しくする。
見た目を華やかにするだけでなく、心も豊かにしてくれる。
糸と糸を織って作り上げるレースは、ひとつとして同じものはありません。
人の手によって織り込まれた糸がレースとなり、そしてまた人の手へと渡っていきます。
レースの数だけ、作る人と、使う人のストーリーがあるのです。
華やかで上品だけど、さりげなく寄り添ってくれる。ちょっとトクベツな存在。
レースの虜になってしまった私たちは、時代を超えて、みなさんをレースの世界へと誘います。
素敵な想いを込めているのですね・・・!
由紀さんは、どんな想いでレースを手にしたのか気になります!!
きっと大切な人へのプレゼントだったりするんじゃないかなぁと思いますね!
まとめ:楽しかった!ありがとう
第十三首のタイトルをつけられるとするならば、「楽しかった!ありがとう」です。
畳の上で激しく楽しく戦い終えた千隼とニラムは、千隼の勝利となりましたが、得るものがとても大きかったんじゃないかと思います。
それは勝利の経験よりも、競技かるたを通じて文化の違いや対戦相手への尊敬の念を肌で感じていて。
ニラムとかるたを取るのが楽しかったと素直な想いを伝えて、自ら手を差し出して、ニラムも文化の決まりで直接手で触れるのは難しくとも袖で隠して握手をして、その瞬間はたまらなく愛しさが溢れていたんじゃないでしょうか。
勝ち負けも大切なのも分かるんですけど、やっぱりスポーツ・競技って、色々な選手との出逢いが面白いと思うんです。
例えば、僕はバスケットボールをで異なる文化の選手と試合して、言葉はあまり通じないけどバスケで会話できた瞬間がとても嬉しかったし感動しました。
試合に勝ったことよりも、試合後に握手した時の方が嬉しかったんです。
また人生のどこかで一緒にバスケできたら嬉しいなって。
この感覚はどんな競技・スポーツでも同じだよなぁと、第十三首を読んで思い出しました。
千隼とニラム、2人とも目が最高に輝いているんですよ。
真っ直ぐな青春がギュッと込められていて、とても綺麗な目をしている。
勝ち負けよりも大切な経験がそこにあって、僕も大切なものを思い出させてもらいました。
今度はバスケもいいけど競技かるたで経験を積んでいこう。
大切な仲間たちとの、ひとつひとつの出逢いが僕たちの人生も彩り豊かにしてくれるものです。
あなたにも、素敵な出逢いがありますように・・・!!
・・・そんなこんなで、初戦突破した瑞沢高校の次の相手はどこでしょうか!
北央や富士崎はどうなっているのか??
次回も凄く楽しみです!!!
タガメ王国のヘタレ防人リョウより
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