どうも、タガメ王国のヘタレ防人リョウです!
今回は、
末次由紀さんの読み切り作品「MA・MA・Match(マママッチ)」を読んでみた感想は・・・
「結論、これは世界を救う話じゃないか」と優しく背中を押されました。
というテーマでお届けします。
末次由紀さんが、青年漫画誌で読み切りを描いた・・・
何だと!?
次は青年漫画誌で??
一体どんな神作品なんだ・・・
そう思って読んでみたら、ページをめくる度に泣けてくる。
とても大切な、僕たちの身近にあるんだけど忘れられてしまった愛情というか、何か大切なモノを思い出す話だなぁって感じて。
そうか、だから「世界を救う話」なのかと・・・!
そんな気持ちもありながら、でもあなたにも絶対に読んでほしいと記事を書きました。
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目次
物語のあらすじ
相川成美(あいかわ・なるみ)は、映画の広告会社に勤める普通のママさん・・・
おっとりした夫に、17歳の息子・拓実(たくみ)と10歳の娘・瑠美(るみ)がいて2人ともサッカーに夢中になっている。
でも、ある日の朝、拓実がサッカー部を辞めると言い出して・・・
あんなに好きでやっていたサッカーなのにどうしてなのか・・・
そうして、ひょんなことから成美も他のママさんたちとサッカーをして子供たちと試合をすることに!
サッカーを通じて親と子供が大切な愛情を思い出す、何歳だって好きな事をするのに遅過ぎるってことはない、眩しい青春が魂に響いてくる物語です。
そんなMA・MA・Matchはコチラで読めます!
(新規のタブで開けば読めます!)
「MA・MA・Match」の名言(名シーン)の感想
それでは、神作品から感じた名言や名シーンの感想をお届けします。
僕はママでもパパでもないけど、やっぱり大切なモノが伝わってくるんです。
もちろん、ママさんやパパさんも、大切なモノを思い出す。
そう、全ての人が前を向く、そういった名言・名シーンにもなるのかなぁと。
人には分からない小さな段差を乗り越える話
この世の中、何か凄い事を達成した人たちが称賛されて、そうじゃない人たちは注目されづらい一面もありますよね。
それでも・・・
相川成美
わたし、小さな映画の広告会社に勤めているんですけど
好きなのって世界を救うような大作じゃなくて
人にはわからない小さな段差を、乗り越える話だったりするんです
【出典:MA・MA・Matchより】
この言葉って、まさに作者の末次由紀さんが僕たちへ最も伝えたいことの1つなんじゃないかって直感したんです。
末次由紀さんの作品って、何だか凄く身近に感じませんか??
登場人物たちが僕たちのすぐ傍にいてくれて、大切なモノを伝えてくれているように感じますよね。
漫画はフィクション、それが当たり前だと言われてますが・・・
そうではあるんだけど、「MA・MA・Match」も「ちはやふる」もフィクションなんだけど僕にとってはそうじゃないんです。
僕たちの身近にある、些細だと思われがちな家族との絆とか子供の頃の思い出とか・・・
気づけばすぐ傍にあるんだけど、それは「人にはわからない小さな段差」でもあるんだと。
だからこそ、僕たち自身が自分で気づいていくのが大切で。
「そうか!本当は自分は、こんな人生を生きたかったんだ!!!」って・・・
そういった大切なモノを思い出すきっかけを届けてくれるんですよね。
これは伝わる人には絶対に伝わってくれるハズ!!!
寂しいって思うのを超えたい・・・
じゃあ、成美が乗り越えたい小さな段差って何なのか・・・
そう他のママさんに聴かれたら・・・
相川成美
拓実がサッカー辞めちゃうの
寂しいって思うのを超えたい・・・
【出典:MA・MA・Matchより】
ずっと頑張ってきたのに、どこにでもサッカーボールを持って蹴っていたのに・・・
大好きで憧れるサッカー選手の待ち受けも、髪型も一緒なのに・・・
今までずっと試合先に行って応援してたのに・・・
相川成美
あんなに、あんなに
好きだったのに~・・・
【出典:MA・MA・Matchより】
部活を辞めることは、よくある事かもしれません。
でも、拓実は大好きなサッカーに一生懸命だったのにどうして・・・
そりゃもう、好きな事を諦めるって聴いたらショックです。
大ショックです。
それが、自分が愛している人だったら、なおさら・・・
だから、それは「小さな段差」でもあって「乗り越えるのがとても辛い段差」なのだと。
このシーンにも泣きましたね、本当に。
きっとあなたも感じているかと思います、自分が好きな事を諦める辛さを・・・
憧れの人・大好きな人が、好きな事を諦めちゃう寂しさを・・・
とても寂しいんですよね。
小さな段差だけど、でも乗り越えたいけど辛いなぁって感じるんですよね。
「世界を救う話」でした
ありふれた日常にある、ふと気づけば傍にある愛情たち・・・
それは、時には辛く重たく感じるかもしれない。
逃げたくもなるかもしれない。
それでも、僕たちは支え合って生きていくことで乗り越えられる・・・
相川成美
これって、芦原さんの「小さな段差を乗り越える話」じゃなくて
「世界を救う話」でした
【出典:MA・MA・Matchより】
芦原さん(この世の全てのママさん)にとって、子供と夫との関係はとても深くて大切にしたいモノですよね。
ママさんもまた、夫婦のこと、子供のこと、みんなを大切にしたいと一生懸命です。
だからこそ、色々な悩みや不安や恐怖も生まれる。
芦原さんは、サッカーできないママはバカだからと子供に言われて、それを夫が笑って見てるという悔しい現状を必死に変えたかったのです。
子供と夫は、芦原さんがサッカーするのをバカにして邪魔をしてくるんですよね。
ママは敵だからって・・・
だから、試合前に部屋を散らかして嫌がらせしたり。
小さな段差だと思われるかもしれないけど、芦原さんにとっては重く辛い日常でもある。
そう、これは家族の愛情を思い出す話でもある。
だからこの物語を感じれば、世界を救うことにも繋がる。
これは、みんなの世界を救う話なんだ。
世界中の人が家族や大切な人との愛情を思い出していけば・・・
みんな、いっせーので幸せになる。
ということなのかなぁと僕は感じました。
「ちょうどいい時」なんて来ないっスよ
芦原さんは、夫と息子の嫌がらせが怖くて逆らえなくて試合に出られない・・・
でも、芦原さんが隠れて試合を観ているのを拓実が発見して、大切な話をします。
拓実は、1年生にレギュラーを取られて・・・
サッカーが好きなのかもよくわからなくなって、先がないと感じて勉強しようとサッカー部を辞めたのでした。
でも、ママたちと試合する子供たちを見て、うらやましいのだと。
拓実も本当はママに一緒にサッカーしてほしかったのですね。
そして、大切な事を芦原さんへ伝えていて・・・
相川拓実
「ちょうどいい時」なんて来ないっスよ
子供と思いっきりスポーツできる時なんて、もう来ないっスよ
【出典:MA・MA・Matchより】
そう言って、拓実は芦原さんの背中を押して、そうして芦原さんは息子とサッカーを楽しむのだと試合に出ました。
これは、ママさんと子供のことだけじゃない・・・
「ちょうどいい時」は、僕たちにも来ないんだって。
一生懸命に好きな事をやれる今が、ちょうどいい時になるんだって。
僕たちも、好きな事を諦めて忘れてしまう時もありますよね。
「その時が来たらやろう」とか「もっと準備してからやろう」とか、先延ばしの言い訳をして。
でも、「その時」はもう来ないんだって、「今」しか僕たちにはないんだって気づかされます。
僕もまた、好きな事を愛情込めて届けていこうとブログを始めるのに3年かかりました。
「ちょうどいい時」を求めて先延ばしの言い訳をしていたのですね。
でも、ブログを始めて本当に良かった。
「今がちょうどいい時」で、好きな事を届けていく時なんだと実感できたからです。
あなたにも、好きでやってみたい事がありますよね。
それを始めるのは「今」だよって、拓実の名言から伝わってきませんか。
この拓実の名言がママさんだけじゃなくて僕たちにも響いてくるのは、そういうことなんですよね。
結婚は楽しいです、楽しくなくなったら離れる力がある限りは
子供たちとの試合中、ママさんチームの椎名さんが伝えた大切な事・・・
椎名美佳子(しいな・みかこ)
結婚は楽しいです、楽しくなくなったら離れる力がある限りは
【出典:MA・MA・Matchより】
実は、椎名さんはバツ2なんですけど、それでも結婚が楽しくて好きなのです。
それは結婚だけじゃなくてサッカーも一緒で・・・
相川拓実
お母さーん
ファイトー
取れるよあと2点ー
とれるよー
ファイト—!
お母さんファイト—
【出典:MA・MA・Matchより】
なんと、サッカー部を辞めた拓実が、サッカーに夢中になっている母親を大声で応援している・・・!
その姿はまさに、子供の頃にサッカーに夢中になっていた拓実を応援する成美と一緒でした。
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親子揃って本当はサッカーが好きなんだ、一緒に楽しめるんだ。
このシーンにも本当に泣かされましたね。
椎名美佳子
私は、拓実くんのサッカーも
同じだよ思いますよ~
きっとずっと好きですよ~
【出典:MA・MA・Matchより】
拓実はサッカー部を辞めてしまったけど、それでも今もサッカーが大好きなんだ。
本当は好きな事を諦めてないんだ。
そう、楽しくなくなったら離れる力がある限り・・・
それって、僕たちが夢中になってる好きな事と一緒ですよね。
好きな事って、楽しくなくなったら離れる力もあるじゃないですか。
ずっと一緒にいたいから。
だから諦めないって気持ちも生まれるし、バカにされたりしても一生懸命に続けようってなる。
成美が大人になってからサッカーを始めたように、僕たちも何歳だって好きな事を始めたり夢中になっていけるんです。
何かに打ち込んだ日々は、思いもかけない形で戻ってくる
ママさんチーム対お子さんチームの結果は、4対4の同点で試合終了しました。
親と子供、どちらの人生にとっても大切な経験になっていて・・・
試合が終わって帰っている時、ふと成美が拓実へ言います。
ここの会話で物語は終わりますが、とても大切なことが伝えられていて・・・
相川成美
・・・拓実はさあ
サッカーやってた時間、何だったんだろって思ったりする?
相川拓実
お母さんは、バレー、何だったんだろって思ったりする?
相川成美
全然
バレーやってなかったら、今日のサッカーもやってない
相川拓実
じゃあ、おれもそれ
相川成美
(そうだね)
(何かに打ち込んだ日々は、思いもかけない形で戻ってくる)
(知ってるよその名前)
(祈りっていうの)
(祝福っていうの)
【出典:MA・MA・Matchより】
いやー、成美さん、最後にとても大切な事を伝えてくれましたね。
一生懸命にやったことは、思いがけない形で僕たちの人生を助けてくれるんです。
その時は先が見えなかったり絶望したりもするけど、後になって「あの時、一生懸命やって本当に良かったなぁ。おかげで今があるんだね・・・」って感じる時が来る。
そのタイミングはふとやって来て、僕たちの人生を支えてくれるんですよね。
人によって生き方は違うけど、一生懸命だった時間は絶対に裏切らない。
だから、今やっていることに夢中になろうと優しく背中を押されました。
末次由紀さんがこの作品で本当に伝えたいこと
「MA・MA・Match」はサッカーをテーマにした作品ですが、サッカーはテーマ(手段)であって目的じゃないと思うんです。
この作品で、末次由紀さんが僕たちに本当に伝えたいことは・・・
「好きな事を諦めないで続けてね」
「その結果が1番じゃなかったとしても、必ずあなたの人生の血肉になってその後の人生で活かされるから」
「大人になってからでも、いつだって青春を生きられるんだよ」
「だから、好きな事を愛情込めて楽しんで生きてね」
「さぁ、次はあなたの番ですよ!!!」
僕には、こんな愛情と情熱が聴こえてきました。
これは末次由紀さんがいつも一貫して大切にしている裏テーマみたいなものだと感じていて、「ちはやふる」も「MA・MA・Match」も、好きな事をして生きる人生がどれだけ尊くて楽しいのかを僕たちに伝えたいんじゃないかって。
好きな事を諦めちゃう人って多いじゃないですか。
子供の頃は夢中になって楽しんでいたスポーツとか、成長していくにつれて自分より凄い人を見て「自分なんて才能ないからダメだ」って諦めちゃう。
でも、好きな事を一生懸命に楽しんでいくと人生だって良い方向へ進むんだよ。
私たちだって本当は輝けるんだよって。
そんな末次由紀さんの想いが真っ直ぐに聴こえてきます。
きっとあなたにも分かるハズです。
僕もまた、本当は好きな事があっても諦めていた人生でした。
どうせやっても意味ないよって。
それは、最初は大好きで始めたスポーツ(バスケットボール)で辛く悲しい経験をしたというのがあります。
中学生になって「バスケって面白そう!」とバスケ部に入って、最初は夢中になって楽しんでいたんです。
バスケ未経験だけど、ドリブルやシュートを覚えるのがワクワクドキドキで本当に楽しかった。
でも、ある程度できるようになってくると「才能」というのを嫌でも感じるんです。
それは、後にプロのバスケ選手になった先輩とマッチアップした時でした。
その先輩、中学生なのに身長185センチでダンクできそうで、50m走を5秒9で走ってしまう超人なんです。
そうか、こういう人がバスケでは輝いていくんだ。
身長もスピードも身体能力もあって、全てが自分より優れている。
何度やっても負ける、負ける、負ける。
先生やチームメイトからは弱気だと怒られまくる。
・・・あれ??
バスケってこんなに辛かったっけ?
こんなに嫌だと思ったっけ?
気づいたら、部活に行くのが嫌になって心では泣きながら無理矢理に行ってました。
ただただ辛いだけの時間、たまたまその代のチームで身長が高い方だったからスタメンなだけ。
結局、バスケ部は中学3年間で終わって、高校ではパソコン部という名前の帰宅部に入ってのらりくらりしてました。
ただただ辛いバスケなんて、僕にはもうできない。
僕のバスケを見せたところで、もっと上手な人ばかりだし誰にも楽しんでもらえない。
でもですね、後になってそうでもないって気づくんです。
あの時間は絶対無駄じゃなかったって。
高校の時、バスケ未経験の人たちから「バスケ部だったの??上手いじゃん!教えてよ!」って言われて本当に嬉しかった。
社会人になってからも、「中学でしかバスケしてないのに、何でそんなに上手なの!?あのプレーどうやったの??」って褒めてもらえたり。
え・・・!?
こんな自分でも、バスケ(大好きだった事)でお役に立てるの??
そうして、社会人になってまたバスケを始めました。
嘘でしょ、とてもとてもとても嬉しいよ。
こんな僕のことを楽しんでくれて本当にありがとうね。
そうやって、嫌で辞めたスポーツだって後になって「あの時間は大切だったんだなぁ、必死にやってみて良かったなぁ」って気づくんです。
こういう経験もあって、今は好きな事を一生懸命にやって生きるのを大切にしてます。
そして、自分で好きな事を仕事にしようと始めたのがブログで、かれこれ8年続けてます。
一生続ける気持ちでいっぱいです。
その中で、こうして「MA・MA・Match」という神作品にも出逢えたことに感謝してます。
「いい漫画を読んだなぁ」で終わってはいけないぞ
漫画や映画やアニメに触れたあと、僕たちはすぐに現実に戻ります。
あれだけ感動したのに、次の日はいつもの日常に戻る・・・
「○○ロス」という言葉があるように、その落差に落ち込む時だってありますよね。
でも、そこから1歩を踏み出すのが本当に大切です。
僕は末次由紀さんの作品に触れると、いつだって「ちくちょー、このままじゃいられない!!!」ってなるんです。
別に本人と戦うわけじゃないですけど(笑)
なんかこう、自分なりにやれる事を全力でやりきるって情熱が生まれるんですよね。
本当に大切なのは、僕たち自身の人生を生きることじゃないですか。
漫画を読んで魂を突き動かされたなら、それを自分の人生に活かすんです。
別に漫画じゃなくても、アニメでも映画でも本でも小説でも何でもそうですよ。
ただ感動して終わり、漫画を読んだら終わり。
それはあまりにも寂しいじゃないかって僕は感じているので、その作品を作ってくださった人の愛情と情熱を感じたなら、今度はそれを自分のパワーに変えてお届けしていくんです。
僕にっては、その愛情と情熱を届ける場所がブログだというだけで、あなたにもそういう場所があるじゃないですか。
自分の魂に聴いてみてください。
もちろん末次由紀さんは尊敬していますし、こんなにも愛情溢れる作品を描けるなんて本当に凄いなぁって。
ファンの1人としてサポートしていくという気持ちもあります。
その一方で、ファンのままじゃいられない僕自身もいるんです。
僕は僕で、ブログで好きな事を愛情込めて書いて生きる楽しさをお届けしている。
その感動を広めて生きる。
その中で出逢う、好きな事へ一生懸命な素敵な人たちとのご縁も大切にする。
それが、自分(僕)の人生です。
末次由紀さんも、他の好きな事をして生きている人も、みんな自分の人生を生きているんです。
自分に軸があるんです。
だから僕もそうなると決めて、だからこそファンのままじゃいられないっていう自分もいるんですす。
こんな自分でも、好きな事をしてお役に立つ人生を生きる。
何歳からだって、何を始めたっていい。
愛情と情熱を大切に生きていけば、素敵な人とも出逢えるし人生も良い方向へ進む。
そう、こうして記事を読んでくれている大切な読者さん(あなた)と出逢えているように・・・!
あなたにもそこに気づいてほしいし、あなたの人生を生きてほしい。
その想いも込めて、この記事をお届けします。
MA・MA・Matchはコチラで読めます!
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僕も「まだまだなぁ」って感じることがたくさんたくさんあります。
でもそれは、これから成長していける前兆でもあるから、絶対に諦めません。
あなたも、好きな事に一生懸命になっていってくださいね。
お互い自分の人生を楽しみましょう。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございます!
またお逢いしましょうね!
タガメ王国のヘタレ防人リョウより
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