どうも、タガメ王国のヘタレ防人リョウです!
この記事では、漫画「ちはやふるplusきみがため」の1巻第一首のネタバレと感想をお届けしています。
あなたがちょっとでも「これを大切にしていたんだ!」という情熱を思い出してくださったら、とても嬉しいです。
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目次
物語のあらすじ
この物語は、数多くの感動を届けてくれた「ちはやふる」の続編です。
まさかの続編に宇宙の果てまで飛び上がるくらい喜んだのは僕だけじゃないですよね!
『ちはやふるplusきみがため』STORY
舞台は千早たちが卒業したあとの瑞沢かるた部。
競技かるたの高校全国大会優勝を目指す凛月だけど、千早や太一が抜けたあとの瑞沢はA級選手がたった1人で・・・
ひたむきにかるた、そして人生に向き合う凛月と、仲間の成長物語!
・・・なんて素敵なスタートなのか。
かるただけじゃなくて人生とも向き合う凛月、その仲間たちとの物語を想像するだけで何だか泣けてきます。
「ちはやふるplusきみがため」第一首の名言(名シーン)の感想
それでは、作品から感じた名言や名シーンの感想をお届けします。
僕はかるたを勉強中ですが、そんな自分でも心を動かされたシーンや泣いたシーン、笑えるシーンがたくさんありました。
夢も、未来も、ぜんぶこの手でつかんでやる。
この物語の主人公は、瑞沢高校1年生の長良凛月(ながら・りつ)ですね!
凛月は、どこか真島太一に似ている部分があるなぁと感じてます。
頭が良いし、野球もテニスもバスケもできる、つまり何でも器用にこなせるし・・・!
どこか顔も似ていると思うのは僕だけじゃないハズ!!
でも、ちょっと不器用でもあってそこが可愛らしくもあります。
自分が声をかけられるのは「顔がいいからだ」と声に出して言っちゃうし(笑)
そして、太一と決定的に違うのは「環境」です。
凛月は中学1年生の時に母親(和泉)を亡くしていて、父親は仕事で忙しくて、小学1年生の妹・凛風(りか)の面倒を見ていて・・・
学校生活と母親役を両立させているんですよね。
頑張れ凛月くん!!!
どうが真っ直ぐに生きてくれ!!!
心の底からそう応援させてくれる主人公なんですよね。
そんな彼がなぜかるたを始めたのかは・・・
母親の遺品整理をしていたら、強豪・藤崎高校のかるた部に入っていたことが判明して!!!
しかも、その時の部員に「あの人」までいて・・・!!!
この展開にはビックリ仰天でした。
そんな母親の想いを受け継いで、かるたへの情熱が芽生えていったのだと思うんですよね。
このあたりは今後どんな展開になるのか・・・!
長良凛月
夢も、未来も、ぜんぶこの手でつかんでやる。
力強いメッセージから始まる物語が楽しみです。
「メガネオコリザル」って言ったら怒るかなあ
凛月と同じ1年生の糸瀬と安田は、百人一首を覚えられなくて困っている・・・
そこで原先輩に相談したら、だったら「読み」をやってみようとアドバイスされる。
そこで、凛月が・・・!
長良凛月
勘弁してください
全国大会まえに変な読みで練習したくありません
ド、ド直球すぎる(笑)
凛月くん、もっと他の言い方があるじゃないか!
安田吉子(やすだ・よしこ)
なによ長良くん、私たちもがんばろうとしてるのに
糸瀬磨衣(いとせ・まい)
おこりんぼだなあ
うん、そりゃ怒りたくなるよね(笑)
それでも凛月は、全国大会までに筑波と一緒にA級に上がるのだから、へたっぴの読みで練習できるかと怒る・・・
すると、糸瀬がとんでもないことを思いついて・・・
糸瀬磨衣
「メガネオコリザル」って言ったら怒るかなあ
安田吉子
また磨衣ちゃん悪いこと考えてる
メ、メガネオコリザル・・・!!!
これは中々なパワーワードじゃないか(笑)
ダメだぞ、絶対に凛月に言ったらダメだぞ!!!
絶対に怒り出すからね(笑)
シンプルに聞こえるけど、メガネオコリザルなんてそうそう思いつかないですよね。
このシーンには爆笑しちゃいました(笑)
末次由紀さん(編集者さん)の逆センスが思いっきり輝いてるシーンでもありますね!!
あの人たちが言う「いい人生」の中身って、どこまで覗き込んでも空っぽで・・・
凛月のクラスメイトの秋野は、毎日買った昼食のレシートを親へ送らないといけない・・・
そうじゃないと次の昼食代がもらえなくて、お小遣いもない・・・
そんな彼は一生懸命に貯めた1万円で友達に古いスマホを譲ってもらったのですが、これでキッズケータイを卒業したと大喜び。
でも、せっかく手に入れたスマホは親に金槌で割られて味噌汁に入れられてしまった・・・
なんでこういう事をするのか!?
凛月が聴いてみると、スマホを持つために頑張るのは「卑怯で卑屈な嘘つき」なんだとか。
秋野の親は、小さいころから勉強やしつけに熱心でいい大学へ行かせようとする。
いい人生を送ってほしいのだと思っていると言いますが・・・
秋野
あの人たちが言う「いい人生」の中身って、どこまで覗き込んでも空っぽで・・・
・・・・・・・
具も塩味もないおにぎりってなんなんだ・・・
親が作ってくれた何の味もないおにぎりを握り潰して、泣いてしまう・・・
この秋野の気持ち、とても共感するんですよね。
大人からみた子供は、いい人生を送ってほしい大切な人なのはよく分かるんですよ。
でも、その大人が言う「いい人生」に全然ドキドキワクワクしないし、覗き込むほどつまらなくなって絶望する時もあるんです。
もちろん、そういう大人ばかりじゃないのは分かっているんですけどね。
僕も親から勉強していい大学へ行きなさい、その為に勉強勉強勉強・・・
というように押しつけられて、勉強が大嫌いになりました。
テストでも点数が低くて怒られまくる、こんなんじゃ人生真っ暗だと言われる。
僕にとっての勉強は、親に怒られないようにする作業でした。
でも、本当はそうじゃないんだ。
自分なりに勉強よりも大切なモノがあるハズ、その為に勉強したいんだ。
そう伝えたいのに、大人な親に理解してもらうための言葉が見つからない。
そんな悲しさ寂しさがあったのを思い出しました。
それにしても秋野、百人一緒を聴いただけで覚えるなんて凄い!!!
話を聴くと、テレビは年に1度・「紅白」しか見せてもらえないから歌手の名前と歌詞を覚えるのに必死だったのだとか・・・
いやー、変わった家庭環境ですね。
そりゃ記憶力も勝手についてくるってもんでしょうか。
まさかの「ちはや」が登場!?
そんな秋野の名前は、まさかの「ちはや」なんです!!!
この展開にもワクワクドキドキします!!!
長野凛月
そういえば秋野くん、下の名前なんだっけ
秋野千隼(あきの・ちはや)
千隼
秋野千隼
・・・マジか!!!
瑞沢高校かるた部に、また「ちはや」がいる!!!
綾瀬千早の次は、秋野千隼・・・
これは重要なポジションになっていくんじゃないか。
しかも、秋野は真っ直ぐで綺麗な目をしていて。
かるたと出逢った時の千早と同じように輝いて見えます。
お・・・オレがA級とか・・・
B級の大会で、筑波が決勝戦へ進んでいる・・・!!!
あの筑波くんが・・・!!!
でも、どこか自信がないのは変わっていなくて、そこに感動もするんですよね。
筑波秋博
ああ、どうしよう
ふ・・・
震えて・・・
手が・・・
お・・・オレがA級とか
・・・
な・・・
長良くんが本気だから、瑞沢のA級増やしたくなったんだ
気がついたんだ
頑張るのおれだっていいじゃん?
見てろよ1年!
勝ってくるから!
凄い、凄い成長したんだね筑波くん・・・
自分のことだけじゃなくて、後輩の為にも優勝してA級になると決めて。
なんだかこの姿に泣けてくるんです。
こんな自分でもやっていけるのかという不安もあって手が震えているのでしょうし、それでも戦いに向かう背中はとても頼もしくてカッコイイ。
その姿を見た凛月の妹である凛風は・・・
長野凛風
あたし、かるたやりたいよ
かるた習わせて
・・・なんて真っ直ぐで愛おしい目で見ているのでしょうか。
凛風の表情からは、「自分にはかるたしかないんだ」と覚悟を決めているように感じられます。
筑波くん、本当に凄い・・・
人の心を動かしているじゃないか。
では、そんな筑波の決勝戦はどうなったかというと・・・
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筑波秋博
惜しかったあああ
16枚差~~~~
・・・束負けしてるじゃんか!!!(笑)
あの筑波のヘタレ具合は変わってないじゃないか!!!
・・・ごめんなさい、このシーンは笑ってしまいました(笑)
これは末次由紀さんのギャグセンスが光るシーンでもあると思うんです。
このまま成功していくかと思ったら、まさかのどんでん返しが待っているっていう!
うん、分かる。
それが筑波くんらしさでもありますよね。
でも、感動したのは本当ですよ!
少なくとも、凛月と凛風の心には突き刺さっているんですから!!
そうして、そんな筑波の前に登場したのは・・・
原田先生
筑波くんの相手はいい選手だった
筑波くんとちがい一切油断せず、疲れを見せず
集中し切っていた
相変わらず全力な原田先生!!!
ストレートなダメ出しに笑ってしまうじゃないか(笑)
ここは笑うシーンってことでいいんですよね??
そんな決勝戦で勝ったのは藤崎高校の選手!!!
これから瑞沢のみんなのライバルになっていくのでしょうか・・・!
でも、心は自分のものだ
僕たちが生きる日常でも、誰か何かに引っ張られすぎて、本当に生きたい自分を見失ってしまう時がありますよね。
凛月は、まだ自分でお金をいただけないし、凛風や家事のこともあって時間も限られている。
自分のものじゃない、けど心は自分のものだと立ち上がります。
長良凛月
お金も時間も、自分のものじゃない
でも、心は自分のものだ
心が言うんだ、こっちへ進めって
これは凛月だけの話じゃない、僕たちだって一緒じゃないかと思うんです。
会社へ行って仕事したり、一生懸命にお金をいただいたり。
お金も時間も僕たちだけのものにはならないじゃないですか。
そんな中でも、心の奥底には「本当はこれをやってみたい!こう生きたいんだ!」という、ありのままの自分自身がいますよね。
本田圭佑さんの「リトル・ホンダ」じゃないですけど、僕たちが本当はどう生きたいのかは僕たちの心が知っています。
それはまるで、生まれたちのかわいい赤ちゃんがひっそりと産声を上げるように「本当はこう生きたいんだけどなぁ、これをやってみたいんだけどなぁ」って弱っちい声で心が叫ぶんです。
でも、いつの間にかそれを見ないようになってしまう時だってある。
見て見ぬフリをして・・・
その気持ちは痛いくらいに分かります、その方が楽じゃないですか。
今のままよりも、もっとこうして生きたいという気持ちがあっても。
そこに向かって踏み出す時はぐわーんとエネルギーが必要ですし、
でも、楽しい生き方と楽な生き方は違うんです。
楽しい生き方というのは本当にやりたい事と出逢ってやり切る。
それって、自分の心の声を大切に育てていかないと見えてこないんです。
この作品を描いてくださっている末次由紀さんは、楽な生き方をしていないと感じるんですよね。
「楽な生き方」じゃなくて「楽しい生き方」をしているんです。
何度も何度も何度も漫画を描いて失敗して、その過程は苦しくも楽しくもある。
だから、こんなにも多くの人へ感動を届ける事ができているのだと感じるんです。
僕は漫画家じゃないですが、大切な事は何でも一緒です。
やりたい、やり切るんだ、そう感じるモノに出逢って苦しみもあるけど楽しくやっていく。
言葉だけじゃ伝えるのが難しいですが、僕はブログを通じてそういう生き方をお届けしていきます。
和泉(凛月の母親)のかるた部にまさかのあの人がいた!!!
「こっちに進め」という凛月の心が向かう先にいたのは、藤崎高校の桜沢翠先生・・・!!!
これもまた運命なのでしょうね・・・
というのも、和泉(凛月の母親)がかるた部にいた時の写真に、一緒に写っていたのが桜沢先生なのです!!!
つまり、2人は藤崎高校のかるた部で全国優勝を目指していた・・・!!!
こ、ここが繋がっていくとは。
まさかの展開にハラハラドキドキが止まりません。
凛月は桜沢先生に何を伝えるのか、桜沢先生は凛月が和泉の子供だと分かっているのか・・・
桜沢先生は亡くなってしまった大切な母親のチームメイト、親友でもあるかもしれない。
そして、冒頭のシーンがここで思い浮かぶんです。
桜沢翠
ねぇ和泉
好きな一首「きみがため」って、どっち?
岡林和泉
わかんないんだ
私、きっと一生、考えてると思う
まさか、これを聴いているのが桜沢先生だったとは!!!
「君がため」は2つありますし内容も違いますが、どちらも和泉にとって大切な想いが詰まっているのでしょうね。
このあたりも気になりまくりです!!
末次由紀さんの「今回のひとこと」は・・・
BELOVEの最後に掲載されている、漫画家さんへの「今回のひとこと」も楽しみですよね。
記念すべき第一首が掲載された1月号のお題は「好きなおでんの具ベスト3を教えてください!」
・・・です!
さて、由紀さんはどんな答えを・・・
末次由紀
大人になってからは、はんぺんが好きです!
・・・いやいやいや、1つしか答えてないぞ(笑)
他の漫画家さんは3つ(1人だけ4つも)答えているのに(笑)
でも、そういう所も由紀さんらしいと言いますか、何だか面白いですよね!!
他の2つも気になるところですが、おそらく大根とタマゴだと予想します!
そんな今回のひとことでした!
まとめ:どこまでも自分に素直な末次由紀さんの想いに泣けてくる
第一首を読んでみてのまとめですが・・・
こうした感動する新連載を始めてくださった末次由紀さんにも、実は葛藤があって・・・
末次由紀
本当は私も何かの続編より全然違う作品を読みたがる方なんです。
でも、すっごいうるさい子が心の中にいることを無視できなくて描くことを決めました。
「きみがため」は誰かのために生きようとする男子が主人公。
彼の戦いと頑張りを描くのが今とても楽しいです。
なんて素敵な想いなのでしょうか・・・
自分に素直に生きていて、とてもカッコイイなぁと感じます。
「本当はこうしていきたい」という方向を目指す時、誰だって必ず苦しくも辛くもあるんです。
多くの人は、そこで諦めてしまうのかもしれない。
または、続編を描くという不安や恐怖もあったのではないかと個人的に感じています。
「ちはやふる」という大人気漫画・神作品の次は、どんな作品を描いてくださるんだろう??
そう思う人はめちゃくちゃ多くいたと思いますし、僕もその中の1人です。
読者さんの、ファンのみなさんの期待に応えないといけない・・・
本当にみんなに届けられるのだろうか・・・
などというプレッシャーも物凄くあったのかなと。
それでも、続編を描くという決断は、自分に素直になったからこその覚悟なのだと思うんですよね。
その「すっごいうるさい子」は、今でもすくすくと末次由紀さんの中で育っていて、その成長ぶりをこれから見守っていけると感じると、何だかとても嬉しいですしワクワクドキドキしませんか・・・!
続編を描いてくださって本当にありがとう、そう感謝の気持ちを伝えたいですね。
そして、「あなたも自分に素直に生きてくださいね!」という想いが伝わってきて勇気が湧いてくるんです。
僕はこうしてブログを書いてますが、8年続けてきた分だけ葛藤も生まれたりします。
読者さんに楽しんでいただけるか、お役に立つ事ができるか、想いを届けられるか・・・
記事を書くたびに不安や恐怖もあって、その一方でそれが希望や楽しさでもあって。
つまり、ワクワクドキドキを止めたくないんです。
たった1度の人生なんだから、思いっきりやっていこうって始めたブログなんだから。
ここへ来てくださったあなたにも、「本当はこうして生きたい!!!」という大切な心を思い出してほしいです。
何歳だとか、環境がとか、そういう気持ちもあるかと思いますが関係ないんです。
僕は今30代ですけど、子供の頃に夢中になって遊びまわった夏休みのようにブログを書いて生きてます。
どんな状況からでも人生を楽しんでいける、好きな事・やりたい事を通じて仲間と出逢う事ができる。
その感動をこれからもお届けしていきます。
もちろん、「ちはやふるplusきみがため」も一緒に楽しみながら!!
次回:第二首のネタバレと感想はコチラ
【ちはやふるplusきみがため】第二首のネタバレ感想。人生のお弁当に感動。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございます!
またお逢いしましょうね!
タガメ王国のヘタレ防人リョウより
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